Shinji Kawabata
相手の利益と自らの利益。時として相反するように思われるこの二つのベクトルを合わせることに、私たちはこだわります。相手の利益を最大化することが、私たちの喜びであり強みです。例えば開発販売では、お客様が製品を通じて得られる価値を最大限に高めることが、自社の付加価値を最も高めます。その意味で、自社のことだけを考えることが必ずしも利益にはつながらないと考えています。また購買においても、安定した品質を維持し続けるためには、サプライヤーの利益となる取引が必要です。安易な買い叩きで短期的な利益を得ても、長期的には品質の低下を招き、結果として自らにとって大きなデメリットとなるからです。相手の利益を最大化することで、自らの利益を最大化する。創業以来、私たちはすべての業務において、一貫してこの姿勢を貫いています。
全ての仕事がすぐに機械へ置き換わるわけではなく、ビジネスには人同士で行うからこそ生まれる付加価値があります。しかし、コミュニケーションの不足が原因で、実を結ばないケースも少なくありません。私たちは、コミュニケーションの真髄を「相手の立場になって考える」ことだと捉えています。さらに一歩踏み込み、「私はあなたになる」という姿勢で相手に完全になりきります。そうして、相手にとっての最善は何かを徹底的に考え抜きます。この姿勢から生まれるアイデアが、最良の結果をもたらすことを私たちは経験から知っています。だからこそ、この信念を何よりも大切にしています。一般に、困難な課題の核心まで踏み込むことは避けられがちです。しかし、私たちが「相手になりきる」ならば、その提案は必然的に、最も根深く、本質的な課題にまで及ぶものとなります。それこそが、私たちの付加価値であり、強みとして評価いただけている点だと確信しています。
顧客や競合の思考が分からず不確定要素が多い時や、選択肢が複数あり事象の検証が困難な時。判断に迷うシチュエーションにおいて、私たちは原理原則に戻って考えます。過去の経験則や成功体験が、将来も通用するとは限りません。だからこそ私たちは、常識や前提を疑い、少しでも違和感を覚えれば「本質は何か」を徹底的に問い直します。本質を追求するために、あらゆる壁を取り払うこと。それが私たちの文化です。社内外を問わず役職で呼び合わず、誰もがフラットな立場で議論に臨みます。そして、部分最適に陥ることなく、常に全体最適の視点で何が最善かを考え抜きます。本質を見極め、正しいと確信したことを、当たり前に実践する。この地道な繰り返しこそが、最も確かな成果につながると信じています。
私たちを支えてくださるお客様、協力会社の皆様、
そして社員のご尽力に、心より感謝申し上げます。
これからも皆様と共にこの理念を貫き、
自らの価値を遺憾なく発揮することで、
変化の激しい時代においても、
より大きな影響力をもって
社会に貢献できる組織であり続けます。
株式会社CoLab(コラボ)
2015年8月18日
〒211-0012 神奈川県川崎市中原区中丸子13-2 フロンティア武蔵小杉N棟 2F
川畑 晋治
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